やよいの青色申告とfreeeの大きな違いは、ある程度会計知識があるならやよいの青色申告、簿記の知識などがない初心者ならfreeeがおすすめなことです。
とはいえ、やよいの青色申告も仕分けのやり方など調べればたくさん出てくるので、困ることはないでしょう。どちらか迷ったら、利用者の多いやよいの青色申告がおすすめです。
この記事では、「やよいの青色申告」と「freee」の違いを紹介しています。
会計ソフト選びで迷っているのなら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
やよいの青色申告とfreeeはどっちがいい?基本情報を比較
まずは、やよいの青色申告とfreee、それぞれの基本情報を確認していきます。
どちらも多くの利用者に支持されている人気の会計ソフトですが、特徴や使い方に違いがあります。
やよいの青色申告の基本情報
やよいの青色申告は、会計ソフトの老舗「弥生株式会社」が提供するソフトです。
初心者から経験者まで幅広い層に支持されており、特に青色申告を行う個人事業主やフリーランスに人気があります。
やよいの青色申告は、長年の実績をもとにした安定した機能が特徴です。
また、パソコンでの利用を前提とした設計で、オフラインでも作業ができることが大きな利点です。他社ソフトと比べて料金プランが手頃で、スタートアップに最適といえるでしょう。
freeeの基本情報
freeeは、クラウド型の会計ソフトとして急速に普及しているソフトです。
2012年にリリースされて以来、シンプルで直感的な操作性を強みとして、多くのユーザーに選ばれています。
スマホアプリとの連携が充実しており、いつでもどこでもデータ入力や確認が可能です。
特にクラウドならではの自動化機能が充実しており、時間を節約したい方におすすめです。IT初心者でも簡単に使える点が魅力です。
やよいの青色申告とfreeeの機能を比較
比較項目 | やよいの青色申告 | freee |
---|---|---|
帳簿付け機能 | 青色申告に必要な帳簿作成がスムーズ。会計知識がある方向け | 初心者向けで、質問に答えるだけで帳簿作成が可能 |
自動仕訳機能 | 標準搭載され、記帳作業を効率化。ただし、設定には会計知識が必要 | 銀行口座やクレジットカードを連携し、初心者でも簡単に自動仕訳が可能 |
確定申告書作成機能 | 青色申告決算書や申告書Bの作成が得意 | ガイドに従い入力するだけで確定申告書が完成 |
消費税申告機能 | 対応可能だが、一部機能は有料版のみ利用可能 | スタンダード以上で消費税申告に対応し、軽減税率にも対応。計算が自動化 |
電子申告(e-Tax) | e-Tax対応機能ありだが、事前準備が必要。オフライン作業がメイン | クラウド上で簡単にe-Tax申告可能。スマホからも申告が完了 |
電子帳簿保存法対応 | 電子帳簿保存法に対応しているが、設定が複雑 | 自動保存機能でスムーズに対応。法改正にも迅速対応 |
スマホアプリの機能 | 主にデータ確認や一部の入力作業が可能 | PCと同等の機能を持ち、入力や申告作業を移動中でも完結可能 |
請求書作成機能 | シンプルな請求書作成機能を搭載 | カスタマイズ性が高く、取引先ごとに管理可能。PDF出力も簡単 |
上記表は、やよいの青色申告とfreeeの主要機能について比較したものです。
どちらもできることは、似通っています。ただし、freeeの方が初心者でも使いやすいので、帳簿付けに慣れていない人はfreeeがいいでしょう。
やよいの青色申告とfreeeの料金プランを比較
比較項目 | やよいの青色申告 | freee |
---|---|---|
料金プラン (年払い) | セルフ:11,330円 ベーシック:18,975円 トータル:33,000円 | スターター:11,760円 スタンダード:23,760円 プレミアム:39,800円 |
やよいの青色申告とfreeeの料金プランについて比較します。
利用頻度や必要な機能に応じて、適したプランを選びましょう。
一番安いプランは、どちらもそこまで料金は変わりません。
しかし、一番利用者が多いプランである、やよいの青色申告のベーシックとfreeeのスタンダードは、5000円ほどの差があります。
freeeの方が高いのですが、自動化やクラウド対応などの面で利便性が大きいです。そのため、コストで選ぶならやよいの青色申告、機能性を選ぶならfreeeといったところでしょう。
やよいの青色申告とfreeeの使いやすさを比較!初心者にはどっちがおすすめ?
比較項目 | やよいの青色申告 | freee |
---|---|---|
操作画面の分かりやすさ | 専門性が高く少し複雑だが、慣れると効率的に操作可能 | シンプルで直感的な画面が特徴。ガイド付きで初心者でも迷わず操作できる |
サポート体制 | 電話やメールサポートが充実しており、日本国内での迅速な対応が可能 | チャットサポートやFAQが充実。リアルタイム対応に便利だが、電話サポートは限られている |
使いやすさの面でも、やよいの青色申告とfreeeには特徴があります。
初心者やITに不慣れな方には、使いやすさが選択の決め手になることが多いでしょう。
やよいの青色申告は、専門性が高く、少し複雑な印象を受けることがあります。
一方で、慣れると効率的に操作できる設計です。
freeeは、初心者向けにシンプルな画面が特徴で、操作が直感的です。
ガイド付きで進められるため、初めての方でも迷いません。
やよいの青色申告とfreeeを選ぶポイント!あなたにおすすめなのはどっち?
比較項目 | やよいの青色申告 | freee |
---|---|---|
個人事業主におすすめ | 青色申告に特化しており、会計知識がある個人事業主に最適 | 初心者でも簡単に使える設計で、簿記や会計の経験が少ない方におすすめ |
スマホ操作重視 | スマホでの操作はデータ確認や一部入力が中心 | スマホアプリの完成度が高く、どこでも操作可能 |
コスト重視 | スタンダードプランがコストパフォーマンスに優れ、無料体験版も利用可能 | 特にコスト重視のプランについては情報なし。多機能性を求める場合は高めのプランが選択肢に |
最後に、具体的な利用シーンごとにおすすめのソフトを解説します。
あなたの用途に合った選択を見つけましょう。
個人事業主におすすめなのは?
やよいの青色申告は、青色申告に特化しており、特に会計知識がある個人事業主に最適です。
freeeは、初心者でも簡単に使えるため、簿記や会計の経験が少ない方におすすめです。どちらも個人事業主におすすめですが、やよいの青色申告なら調べれば色々と解決策を見つけられます。
スマホでの操作を重視する人には?
スマホ操作を重視する方には、freeeが断然おすすめです。
スマホアプリの完成度が高く、どこでも操作可能です。また、スマホだけで完結したいのなら、タックスナップという会計アプリもおすすめです。スマホに特化しているので、直感的に操作できます。
コストを抑えたい人には?
コストを重視する場合は、やよいの青色申告のスタンダードプランが最適です。
しっかりと機能も揃っているので、安心して利用できるでしょう。
まとめ
やよいの青色申告とfreee、それぞれに異なる特徴があります。
会計知識がある方にはやよいの青色申告が、初心者やクラウドの利便性を求める方にはfreeeがおすすめです。ぜひこの記事を参考に、自分に合った会計ソフトを選んで、効率的な経理業務を実現してください。
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