なぜキーワード選定が成果に直結するのか？
ブログ記事が読まれない最大の原因は、キーワード選定のミスにあります。
いくら丁寧に書かれた記事でも、検索されない言葉で書いていれば、誰の目にも触れません。 つまり、「良い記事」よりもまず「読まれる記事」を書くことが大切なのです。
読まれる記事とは、「読者が実際に検索している言葉」をタイトルや見出しに含んでおり、 検索結果に表示されやすい工夫がされている記事のことです。
これを実現するために欠かせないのが、キーワード選定です。
キーワードを選ぶ時点で間違ってしまうと、そのあとの努力（構成・執筆・装飾など）がすべて無駄になってしまいます。
逆に言えば、キーワードさえ正しく選べれば、初心者でも上位表示は狙えるということでもあります。だからこそ、ブログの成果を出すための第一歩は、「キーワード選定」から始めるべきなのです。
避けるべきキーワード：ビッグワード・無関心ワード
- 個人では勝てないキーワードの特徴
- NGワードの実例と傾向
個人では勝てないキーワードの特徴
「ブログ 始め方」や「副業 おすすめ」などのビッグワードは、初心者が狙うには不向きです。
これらのキーワードは、大手企業や情報ポータルがSEO対策に莫大なコストをかけて上位を占めています。個人ブログが検索上位を取るのはほぼ不可能です。
また、ビッグワードは検索ボリュームは多いものの検索意図が広すぎて、読者ニーズに刺さりにくい点も問題です。
初心者がまず狙うべきは、より具体的で明確な悩みが想定される「複合キーワード」や、個人サイトがすでに上位を取れているテーマです。
NGワードの実例と傾向
NGキーワードには、「検索意図があいまいな言葉」や「ユーザーの購買意欲が低いテーマ」が含まれます。
例えば「ブログ 書き方」「副業 種類」「ダイエット 方法」などは、読者の行動につながりにくく、アフィリエイト報酬にも結びつきません。こうしたキーワードは検索者の関心が「調査段階」にあるため、成約目的のサイトとの相性が悪い傾向にあります。そのため、アフィリエイトで成果を出すには、「比較・口コミ・料金・解約」など具体的な検索意図を含むワードを優先的に選びましょう。
狙うべきは「複合キーワード」＋「個人が上位のキーワード」
初心者が上位を狙うなら、複合キーワードが鉄則です。
単体キーワード（ビッグワード）は競合が強すぎて、個人が入り込む余地がありません。そこで狙いたいのが、「2語以上の複合キーワード」です。特定の悩みや状況を含んだ検索語句は、検索意図が明確で、かつライバルも少ない傾向があります。
具体例としては、「商標＋属性」のような組み合わせが狙い目です。
例えば「ココナラ 占い 当たる」「ラッコキーワード 無料 使い方」など、読者が具体的な行動を前提に検索している複合ワードがねらい目になります。こういったキーワードは検索ボリュームが小さくても、成約率の高い「意図の強い検索」なので、初心者にとってはむしろ効率的です。
さらに、検索結果の上位に“個人ブログ”があるかどうかも重要な指標です。
企業サイトばかりの検索結果では、ドメインの強さに太刀打ちできません。しかし、上位10件の中に個人サイトが1つでも入っていれば、同じ土俵で戦える可能性があります。
ライバルチェックに使える2つの指標
「狙えるキーワードかどうか」は、事前にチェックが必要です。
せっかく時間をかけて記事を書いても、ライバルが強すぎると検索上位には届きません。逆に、競合が少ないキーワードなら、初心者でも上位表示が狙えます。
allintitle:検索で競合数をチェック
Google検索で「allintitle:キーワード」と入力すると、タイトルにそのキーワードを含む記事数が分かります。
この数字が少ないほど、同じテーマの記事を書いているライバルが少ないということ。目安としては、10以下なら十分にチャンスありと考えてOKです。
便利なツールを使えば、もっと効率的に
ライバルチェックは、手作業でもできますが、ツールを使えば時短＆正確です。
たとえば「COMPASS」や「キーワードスカウターST」などの有料ツールを使えば、allintitle数を一括でチェックできます。
僕自身も使用しているのが「COMPASS」です。
キーワードを入力するだけで、allintitle数などが一発表示されます。時間がない方や、効率的にリサーチしたい方には特におすすめです。
※各ツールの比較を、以下の記事でまとめています。
👉 キーワードツール比較記事はこちら
上位10サイトの顔ぶれを見る
検索結果の1ページ目に「個人ブログ」が含まれているかも重要な判断基準です。
企業サイトや大手メディアばかりだと、ドメインの力で押し負ける可能性が高くなります。上位10サイトの中に、個人が運営するブログが1つでもあれば、参入余地はあると見てよいでしょう。
キーワード選定の具体的ステップ
キーワード選定は、感覚ではなく“手順”で進めましょう。
以下の5ステップを繰り返すことで、初心者でも検索上位を狙える記事を作れるようになります。
①狙いたい商品・サービスを決める
まずは、記事で紹介したい商品やサービスを決めましょう。
紹介したいジャンルが決まっていないと、キーワード選定もブレてしまいます。アフィリエイト案件がある商品なら、成果にもつながりやすくおすすめです。
②ラッコキーワードで複合ワードを調べる
ラッコキーワードに商品名を入力して、候補キーワードを一括抽出します。
例えば「ココナラ」と入れると、「ココナラ 占い」「ココナラ 当たる」など、実際に検索されている複合ワードが一覧で表示されます。
③allintitle:キーワード でライバルチェック
Google検索で「allintitle:キーワード」と入力し、ヒット数を確認します。
ヒット数が10以下であればライバルが少なめで狙い目です。なお、COMPASSなどのツールを使えばこのチェックはもっと効率的に行えます。
④上位10サイトを確認し、個人サイトがあるかを見る
そのキーワードで実際に検索し、検索上位10サイトを確認しましょう。
個人ブログが1つでも上位にいれば、個人でも勝てる可能性があります。逆に企業サイトや大手メディアばかりなら避けた方が無難です。
⑤上位サイトの構成を参考にして記事を設計
検索上位の見出し構成をすべて書き出し、それらを網羅した記事構成を作ります。
このとき、ユーザーの検索意図を満たす順番や情報の粒度も意識しましょう。見出しを真似するだけではなく、「なぜこの順なのか？」を考えることが大切です。
検索意図を満たす構成にする
キーワードが決まったら、次は“読者の検索意図”を満たす記事構成が重要です。
読者はキーワードを入力することで「何を知りたいのか？」という明確な目的を持っています。構成がその意図にズレていると、すぐに離脱されてしまいます。
「料金」なら最初に価格を明記
「商品名＋料金」などのキーワードで検索している読者は、まず価格が知りたいはず。
その場合、いきなり商品の特徴を語るのではなく、冒頭で価格を提示する構成にしましょう。さらに送料や支払い方法、初回特典などを続けて紹介しましょう。
「比較」なら結論ファーストで差を明示
比較系キーワードでは「結局どっちがいいの？」という結論を早めに出しましょう。
そのうえで、比較表やメリット・デメリットなどの詳細に触れていくと、読者に納得感を与えられます。あいまいな結論や情報の羅列では満足度が下がります。
「口コミ」ならポジ・ネガの両面を出す
口コミを探す読者は、リアルな声を参考にしたいと考えています。
そのため、良い口コミだけでなく悪い口コミや不満点もバランスよく紹介することで信頼性がアップします。SNSやレビューサイトなどから引用しつつ、実体験があればさらに効果的です。
まとめ
キーワード選定は、初心者が最短で成果を出すための最重要ステップです。
「良い記事を書いているのに読まれない…」と悩んでいる人の多くは、そもそも検索されないキーワードを選んでしまっているケースがほとんどです。逆に、検索ニーズのある“読まれるキーワード”さえ選べれば、記事の価値は自然と伝わるようになります。
今回ご紹介したステップを元に、まずは1記事だけでも試してみてください。
ラッコキーワードで候補を出し、allintitleでライバルを確認し、検索意図に合った構成で書く――。この基本を守るだけで、アクセスの流れが変わってきます。
また、上位表示を狙えるテーマが見えてくると、記事ネタ探しにも迷わなくなります。
“見つけてもらう”ための入り口設計をしっかり作ること。それが、ブログの成果を加速させる第一歩です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。